猫にとっての適温とは?
日本は季節で気温が上下しますが、猫にとって過ごしやすい気温を考えたことがありますか?
猫に過ごしやすい適温がある
「猫はこたつで丸くなる」と童謡にあるので猫は寒いのが苦手というイメージがあると思いますが、暑さも得意ではありません。
猫の適温は20度~28度と言われています。
人は汗をかいて体温調節ができますが、猫は肉球以外に汗をかきませんので、体温調整が難しいので、室温を適温内に保つようにする必要があります。
猫の年齢によって適温は違う
子猫の場合、自分で体温調節できないので、外気にすぐに影響されてしまいます。
子猫は通常親猫にくっついて体温を調整しているので、子猫だけを飼育するときはベッドに湯たんぽを入れるなどして30度程度に保つようにしましょう。
シニア猫は筋肉が減少し発熱量が減るため、体温が低くなります。
そのため、成猫よりは室温を高め28度に保つようにしましょう。
また、嫌がらない子であれば洋服を着ることも一案です。
猫は、耳を触ってみると体温が分かるので、触って冷たければ温めてあげる、暑ければ冷やす、という対策をとるようにしましょう。(それ以外の病気の可能性もあるので、それは別途留意ください。)
猫のために適温を保つ方法
私がおすすめするのは、24時間エアコン稼働です。
最高気温が28度を超えるようになるころ、6月下旬以降はエアコンを28度設定で24時間稼働しています。
エアコンつけっぱなしだと電気代が心配、という方も多いと思いますが、つけたり、消したりする方が非効率的になることも多いこと、エアコンをつけずに出かけて思いのほか暑くて猫が心配になることを考えると、エアコンをつけっぱなしの方がいいかな、と思います。
冬も最低気温が10度を下回るようになったら、エアコンで18度設定で24時間稼働しています。
それでも冷えが心配なので、寒さ対策はほかにもしていますが、室温がある程度保たれていると安心です。
室温を管理したい人は、温湿度計で管理してみましょう。
猫の適温を保つための寒さ対策
猫の寒さ対策のためには、湯たんぽかホットカーペットがオススメです。
おすすめしないのは、ストーブや石油ファンヒーターです。
火のそばは火傷の危険もありますし、一酸化炭素中毒のリスクもありますので、長時間つけっぱなしも難しいからです。
猫のための適温対策は命にかかわります。
猫の適温は20度~28度です。
体温調整がうまくできない猫にとっては適温でない環境のために命を落とすこともあります。
1年中快適な温度で過ごせるように飼い主が猫の様子を見ながら室温を調整しましょう。
部屋の室温管理には、SwitchBotの利用がおすすめです。
こちらで詳しく説明しています。