猫のマイクロチップ装着義務化について
2022年6月からペットショップやブリーダーが販売する犬や猫にはマイクロチップ装着が義務付けられています。
すでに飼われている犬や猫についても、マイクロチップの装着をしなければならないのでしょうか。
結論から言いますと、一般の飼い主については努力義務で、装着しなければならないわけではありません。
マイクロチップを装着することを検討している人もいると思いますので、装着の方法やメリットなどを説明します。
猫のマイクロチップ装着の割合はまだまだ低い
猫のマイクロチップを装着している割合は現在でも10%未満との調査結果もあります。
猫の脱走を経験している人はそれほど少なくないと思われますが、マイクロチップ装着はまだ少数派です。
猫のマイクロチップ装着は痛い?健康被害は?
マイクロチップは、直径1~2mm、長さ1cm程度の円筒形をしており、生体適合ガラスで覆われた円筒形の電子標識器具です。
動物病院で注入器で猫の皮下に注入しますが、通常の注射と比べると太いので、痛いのではないか、と心配する飼い主さんも多いそうです。
注射なので、痛みはあるのは仕方がないですが、長時間痛みが続くことはないそう。
また、避妊手術などで麻酔をするときに一緒に注入をしてもらえば、痛みもなく装着することができます。
人工物を入れるので、猫の体に何か健康被害があるのではないか、と心配もあるかもしれませんが、こちらについても心配はないそうです。
猫のマイクロチップ装着後は?
動物病院でマイクをチップを装着すると、病院から装着証明書をもらえます。
費用は1万円弱です。
指定の登録機関に住所・氏名・電話番号・犬猫の所在地・マイクロチップ識別番号などを申請します。
オンラインで申請可能なので、手続き自体はそれほど大変ではないようです。
住所等に変更が生じた場合も変更の登録が必要です。
一度登録すると、万一猫が迷子になった場合も身元がすぐにわかります。
地震など予期せぬ災害で飼い猫と離れ離れになった場合も、マイクロチップが装着されていれば、どこかで見つかる可能性は高くなります。
また、マイクロチップが装着されている場合に、保険料が減額となるペット保険もあります。
まとめ
猫のマイクロチップの装着は努力義務ですが、万一のことを考えると、装着していた方が安心かもしれないですね。
我が家の猫も現時点では装着していないので、病院の先生に相談して、通院の機会に装着するかどうか検討しようと思っています。
皆さんも装着のリスクとメリットを検討して、決めてくださいね。
わがやは今は迷子札で対応しています。最低限、このくらいはしておいた方がいいですね。