猫の脱水症状について

猫にとっても水分補給は重要です。気温が高くなる夏は人間同様に水分補給には特に注意が必要となります。
猫の脱水症状
猫の脱水症状は人間同様です。日ごろから飼い猫の水分補給の状況については注意を払い、以下のような症状がある場合は速やかに病院へ連れていく必要があります。
皮膚の弾力がなくなる
猫の脱水症状の1つとして皮膚の弾力がなくなります。正常な状態では、背中の皮膚をつまんだ時にすぐに元に戻りますが、戻りにくい場合は脱水症状を起こしています。元に戻る時間がかかればかかるほど脱水が進んでいますので、すぐに病院へ連れていきましょう。
ただ、正常時の皮膚の状況を把握していない場合、猫の異常に気づけないため、日ごろから猫の皮膚の弾力についてはスキンシップを兼ねて確認しておく必要があります。
歯茎の乾きがある、押さえた時の反応が鈍い
猫の歯茎が乾いている場合、脱水を起こしている可能性が高いです。
また、歯茎を押さえた時に白っぽくなりますが、正常時にはすぐにピンク色に戻るのですが、脱水時には戻りにくくなります。歯茎が乾いていると感じるときに、歯茎を押さえてみて色が戻る様子を見てみましょう。
ただ、こちらも正常時の状況を把握していないと異常に気付くことが難しいので、日ごろから猫の口内の状況を確認しておきましょう。
目や口の粘膜が乾く、ねばねばしている
猫が脱水症状の場合は、目や口の粘膜が乾いていますので、上記の状況と合わせて確認しましょう。
猫が脱水症状になる原因
熱中症によるもの
猫も人と同様、熱中症により脱水症状となります。
猫は全身を毛皮に覆われているため、汗をかくことで体温調節をすることができません。
そのため、1年を通じて室温の管理は非常に重要です。
猫が快適に暮らせる室温管理と適時の水分補給ができるようにしておきましょう。
猫の快適な室温についてはこちらで紹介しています。
下痢症状によるもの
猫も嘔吐や下痢により、体内の水分が失われると、脱水症状を起こします。
そのため、猫が下痢などの症状を起こしている場合、水分補給には特に留意が必要です。
また、下痢や嘔吐が続く場合はすみやかに病院で診てもらうほうがよいでしょう。
猫の脱水症状が疑われる場合の対処法
猫の水分補給を促す
少し水分不足が気になる場合は、猫に水分補給を促すようにしましょう。
水分補給の方法についてはこちらでアイデアを紹介しています。
深刻な場合は迷わず病院へ
脱水症状が進みぐったりしているなど深刻な場合は、迷わず病院へ猫を連れていきしかるべき処置を受けましょう。
まとめ
猫の脱水症状を防ぐためには、日ごろからの室温管理、水分管理が必要です。
また、もし症状が出た場合は、すぐに水分補給をさせるか、病院へ連れていきましょう。