猫のストレス対策に「フェリウェイ」
ストレスを感じやすい猫のためにフェリウェイという商品がありますが、具体的にどのような成分で猫のストレスにどのように効果があるのでしょうか。

フェリウェイとは
猫が人や物に頬をこすりつけている習慣がありますが、これは猫の頬から分泌されるフェロモンをこすりつけています。
気に入った人や物に対してのみこのような行動を行いますが、猫はこすりつけたフェロモンをかぐことで猫がリラックスできるのです。
フェリウェイにはフェイシャルフェロモンF3類緑化化合物が含まれており、猫のフェロモンに似た物質を拡散させて猫のストレスを軽減する効果があるといわれています。
こんな猫のストレスにフェリウェイはおすすめ。
- 引っ越しなどの環境変化で粗相や夜泣きなどをする
- 爪研ぎを決まった場所でしてくれない
- 一緒に暮らす猫と喧嘩をしたりマーキングをしてしまう
- 外出が苦手な猫を車などで移動する必要がある
猫がストレスを感じると普段とは違う粗相や夜泣きなどの行動をすることがあります。
その場合にフェリウェイによって猫がストレスを軽減することによりその行動をしなくなる効果があるといわれています。
ただし、猫のストレスは様々な要因で発生するので、猫のストレスの要因を取り除ける場合はそれを優先するのが第一です。猫がストレスを感じないように環境づくりをすることを第一優先として、それでも難しい場合は対策の1つとしてフェリウェイを取り入れましょう。
猫のストレス対策にフェリウェイの使い方
スプレータイプ
決まった場所で粗相する場合など、特定の場所にフェリウェイを塗布したい場合は、スプレータイプがおすすめです。また、移動の際に使用するときもスプレーでしたら持ち歩けるのでいつでも利用することができます。
1回に使用したい場所に対して10センチ程度離した距離から8~10回スプレーし、蒸発するのを待ちます。この間、猫が触れないようにしましょう。
使用頻度は1日2回程度となっています。もちろん、人や猫に直接かけることは厳禁です。
リキッドタイプ
フェリウェイのリキッドタイプは専用の拡散器を自宅のコンセントに差して使います。環境の変化など自宅内で猫のストレスを軽減させるために使用します。24時間フェリウェイが拡散します。
リキッドタイプは1か月で交換、専用拡散器も連続使用は6か月が上限で交換することが推奨されています。
実際に猫のフェリウェイを使ってみた
我が家の猫も、私の仕事が忙しい時期にいつもより遊ぶ時間が減ってしまったことがストレスとなったようで夜泣きをするようになったことがありました。
なるべく猫との時間を作るようにしましたが、なかなか難しかったので、リキッドタイプのフェリウェイを使用しました。
コンセントに差しっぱなしなので電気代が気になりましたがそれほどの消費電力ではないと思います。それよりも専用拡散器が結構熱くなっているので、猫が触れるのが心配でなるべく猫に触れない場所を選んでコンセントを差しておきました。
また、部屋に香りが拡散するといわれていましたが、私は特に気になりませんでした。
実際の効果ですが、正直劇的に変わったわけではなく、緩やかに変化があり、だんだん夜泣きが減ったように思いました。
猫が少しでも楽になるようだったら取り入れてよかったなと思います。
(今はもう忙しい時期ではないので、猫との時間をたくさん作っていますので、使用はしていません。)
まとめ
猫はストレスを感じやすいといわれていますので、もしストレスを感じている場合は、フェリウェイを併用して猫のストレスを軽減するようにしましょう。
