猫がエリザベスカラーを嫌がる理由
我が家の猫は動物病院で一度手術をしてもらったときに初めてエリザベスカラーをしたのですが、帰宅してからも身動きが取れません。猫にとってエリザベスカラーをしたままの生活はどうもストレスのようです。

猫がエリザベスカラーを嫌がる理由
猫がエリザベスカラーを嫌がる理由はいくつかあります。
家具や壁に当たるのが嫌
猫がエリザベスカラーをしていると、普段より視界が狭くなり周囲の家具や壁に気づくのが遅れてぶつかることが原因です。
我が家の猫の場合はぶつかる時の衝撃や音がすることも怖いようでした。
ご飯が食べづらい、水が飲みにくい
エリザベスカラーは顔の周りを大きく囲っているので、普段の感覚でご飯やお水のお皿に顔を近づけても、エリザベスカラーがお皿にぶつかってしまったり、うまく口が届かないこともあります。
ストレスとなり次第にご飯を食べなくなってしまうこともあるので、注意が必要です。
毛づくろいができない
猫がエリザベスカラーをしていると、普段やっている毛づくろいをしようとしても体を舐めることもできないですし、顔にも手足が届きません。
猫にとって毛づくろいは生きていく上では欠かせないものですし、リラックスするためにも必要です。
猫はエリザベスカラーをする必要があるのか
猫がエリザベスカラーを嫌がることが分かっている場合、飼い主としてはストレスがかかることはあまりしたくないですよね。
でも、猫はエリザベスカラーをしないと、傷口を舐めてしまって傷の治癒が遅れてしまいます。
猫にとっては負担となりますが、エリザベスカラーは傷が治るまではつけておく必要があります。
猫にエリザベスカラーをストレスなくつけてもらうためには
猫にとってエリザベスカラーを付けることはストレスがかかりますが、なるべくそのストレスを軽くしてあげる解決策はあります。
無理やりではなく少しずつ慣れさせる
もし事前に猫の手術予定が分かっている場合は、元気な時に短い時間からエリザベスカラーを付けることに慣れさせておくと良いでしょう。この時に重要なのは嫌がるときはすぐに外してあげることと、付けることができた時にきちんとほめてあげることです。
無理にエリザベスカラーを付けるとますます嫌がるようになりますので、エリザベスカラーを付けることが嫌なことだと思われないように、無理せず少しずつ慣れさせていきましょう。
エリザベスカラーを付けているときは毛づくろいをしてあげる
猫はエリザベスカラーを付けていると毛づくろいが全くできなくなってしまいますので、いつも以上に毛づくろいをしてあげましょう。
ブラッシング以外にも、蒸しタオルで優しくなでてあげたり、猫がかゆがっている場所を手でさすってあげましょう。
猫と普段よりもスキンシップをしてあげることによりエリザベスカラーによるストレスを軽減してあげることもできます。
エリザベスカラーの種類を猫に合ったものにする
動物病院では硬いプラスチックのエリザベスカラーを支給されますが、猫に合ったものを選んであげるだけでストレスが軽減されます。
私もエリザベスカラーはプラスチックのものしかないと思っていましたが、調べてみると、布を使った柔らかく軽いものもたくさんあることを知りました。
猫の首周りの大きさをはかって猫の体に合った柔らかいエリザベスカラーを付けてあげると、我が家の猫の場合はあまりエリザベスカラーを気にしなくなりました。
軽くて、柔らかくて、しかもホールド力もあるのでとてもおすすめです。
まとめ
エリザベスカラーは猫が傷口を舐めてしまうのを防ぐために必要なものですが、猫にとってはストレスになりやすいものです。
傷を早く治すためには仕方ないことですが、猫になるべくストレスにならないエリザベスカラーを選んであげましょう。
