猫を飼いたい人に保護猫をオススメする理由
猫を飼いたいと思う人が、どのように猫と出会うか。
おそらく
- ブリーダーから直接受け入れ
- ペットショップで購入
- 保護猫の里親になる
このいずれかだと思います。
私はこの中で、保護猫の里親になることをおすすめします。
その理由、メリットをぜひ知っていただき、幸せになる猫たちが増えていくことを心から願います。
保護猫が増える理由は無責任な飼い主が原因
まず、保護猫とは、飼い主に捨てられたり、野良猫の母親から生まれたりして誰からも飼育されていない、また劣悪な環境で飼育されている、といった理由で民間の保護団体等に保護された猫です。
野良猫ももともと野生ではなく捨てられた猫がほとんどで、猫が不幸になるのは猫に責任はなく、無責任な飼い主が原因です。
- 子猫のころはかわいかったけど大きくなったらかわいくない
- なついてくれないので飼っていても楽しくない
- 病気になってしまってお金がかかる
- 大家に内緒で飼っていたけどバレてしまったので飼えなくなった
安易な理由で猫を飼い始めてしまったため、簡単に手放す飼い主も多いです。
また、不妊手術をしない、外飼いをする、という無責任な飼い主は猫の頭数が増えてしまい、いわゆる「多頭飼育崩壊」状態となることもあります。
無責任な飼い主が猫を飼うことができるのは、「簡単にペットショップで猫を購入することができる」からです。
日本では、ペットショップで子猫や子犬がショーケースに入れられ、販売されており、商売目的で子猫や子犬を大量に販売したいために、劣悪な環境で出産をさせられる不幸な犬や猫がいることも問題となっています。
これは悪徳ブリーダーと呼ばれますが、このような悪徳ブリーダーが社会からいなくならないのは、ペットショップでの販売により稼ぐことができるからです。
以上のように無責任や飼い主や悪徳ブリーダーの存在により保護猫の数は増える一方です。
猫を飼いたい人に保護猫をオススメするメリット
猫を飼いたい!と思ったらまず、保護猫を迎えることを考えてほしい理由は以下の通りです。
- 猫の性格をよく分かっている
- 病気などのチェック済み
- 困った時に相談に乗ってくれる
猫の性格をよく分かっている
保護猫団体の人たちは、たくさんの猫のお世話をしていますが、それぞれの猫の性格や特性を理解しています。
「人が大好きです。」「猫が少し苦手なので1匹のみで飼ってくださる方に。」など、里親募集の際のコメントを読むと猫がストレスなく暮らせるように最適な飼い主を見つけようとしています。
見た目だけで「飼いたい!」と思っても猫の性格などで自分の飼育環境と合わない場合は、飼い始めても人間も猫もストレスとなりますので、それが飼う前に分かっておくことは非常に大切です。
また、トライアル期間を設けていることも多いので、最初に実際に飼ってみて、飼うのが難しいという結論になった場合は、その時点で保護主さんに保護猫を返すこととなります。
これも、猫を引き取った後に、飼い主、猫ともにストレスを抱えて不幸となることを未然に防ぐことができるのでいい仕組みだと思います。
病気などのチェック済
里親募集のサイトを見ると、血液検査の結果や持病の有無などもきちんと開示されています。
ペットショップで購入した場合、早く売るために実は病気でも隠しておいて購入後すぐに亡くなってしまう、というトラブルもあるようですが、保護猫の場合は最初から明らかなので安心して迎え入れることができます。
飼育で困ったときに保護主さんが相談に乗ってくれる
私は保護猫こそ「猫を初めて飼う人にオススメしたい」と思います。
オススメする理由は、猫のことを相談できる人がいるからです。
保護主さんは猫の飼育のベテランですし、保護猫のこともよく理解してくれています。
そのため、猫の飼育で困ったことがあった際、相談することができてとても安心です。
実際に、私も保護猫を引き取った際に、保護主さんと連絡を取って、猫が我が家に慣れるまで様々なアドバイスをしていただきました。
今でも病院で少し心配なことを言われたときにフードや日常生活で気を付けることをアドバイスいただいたりしています。
保護猫なら猫を飼いたい人がタダで飼うことができる、は誤解!
時々、保護猫のことをあまり理解していない人が「もともと野良猫だからペットショップで買うより安い」ということを言われますが、お金がかからない、というのは誤解です。
保護猫たちは保護されてから検査や不妊手術を受けている場合、その実費は保護猫を迎え入れる里親側が負担することが多いです。
ですので、お金がかからないから、という理由で保護猫を選択するのはやめたほうがいいと思います。
猫を飼いたい人が保護猫を選択できない理由
保護猫を受け入れたい!と思う人が全員保護猫を受け入れられるか、というとそうではありません。
保護猫の受け入れには条件が設けられていることが多いからです。
例えば、「1日に家を空ける時間が○時間以内」、「飼えなくなる場合に保証人が要る」(特に高齢者の場合)などです。
また、猫を飼うのであれば猫飼育可の住環境であることは当然ですが、意外にこの条件をクリアしていないにもかかわらず保護猫を迎え入れたいと応募してくる人が多いと聞きます。
また条件が厳しすぎると保護主さんが応募者から怒られることも多いとか・・・・。
保護猫は保護される前に不幸な状況にあった猫たちばかりですので、今度こそは一生幸せな環境で暮らしてほしい、という保護主さんの希望から設けられた条件なので、自分が条件に合わない場合は、素直にあきらめましょう。
猫を飼いたいと思ったら、保護猫たちの一生に責任を持てる家族になろう!
猫を飼うことで得られる幸せは本当に何物にも代えがたいもので、多くの人にその幸せを味わってもらいたい、と思います。
ですが、猫は命のあるもの、ぬいぐるみでもアクセサリーでもありません。
だからこそ責任をもって猫を飼ってほしい!
保護猫を迎え入れた飼い主さんは、その猫を幸せにできると保護主さんからバトンを受け取った責任があります。
保護猫の一生に責任をもって、猫の本当の家族になりましょう!
そして、猫とともに幸せな毎日を過ごしましょう!!
保護猫を飼いたい人は里親募集サイトへ!
いつでも里親募集中
私もこのサイトで今一緒に暮らしている猫と出会いました!