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猫のMRI検査について

我が家の猫に前庭疾患の症状が疑われることとなり、かかりつけの動物病院からMRI検査を一度うけることを勧められました。
動物のMRI検査は人間と違っていろいろ心配な面があります。
せっかくなので、実際にMRI検査を受けた体験を記録に残しておこうと思います。

猫のMRI検査は大部分のかかりつけの病院では受けられない

猫のMRI検査を受ける必要がある場合、専門の設備がある場所でしか検査は受けられませんが、かかりつけの病院ではそのような設備がある病院は多くありません。
そのため、設備がない病院に通っている場合は、MRI検査が必要な場合は検査のために設備のある検査機関へ紹介をしてもらって検査を受けることになります。
実際にかかりつけの病院が検査機関と提携しているかを確認しましょう。
もし、提携している医療機関等がない場合は、自分が希望する検査機関をあらかじめ調べておく必要があるのではないかと思います。

私の場合は、かかりつけの病院に提携している検査機関がありましたので、MRI検査の予約についてはスムーズでした。

猫のMRI検査のための事前準備

断食、断水

実際に検査の日程が決まったら、猫は検査前に断食が必要です。
私がお世話になった検査機関では、検査前12時間から断食、検査前3時間から断水を指示されました。
検査日程を決める際は猫のご飯の時間などを考えて、猫に食事や水を我慢させるストレスがあまりかからないように配慮することをお勧めします。

事前の検査

検査前には血液検査やレントゲン撮影が必要になります。
かかりつけの病院で検査を受けてそのデータを検査機関に持っていく方法になると思いますが、例えば専門病院などでの診察とMRI検査を合わせて希望する場合は、専門病院で事前に診察が必要になるそうです。
何度も猫に長時間の移動をさせるのも心配ですよね・・・。
かかりつけの病院と違って検査機関は遠方にあることも多いので、移動のストレスも考えて、猫に最善の検査機関を選びましょう。

MRI検査当日

実際にMRI検査を受ける際は、検査機関で受付を済ませ、断食などがきめられたとおりにちゃんとされていることを確認されます。
簡単な情報(個人情報など)を登録し、猫はあっさりと先生に預けられました。

聞けば聞くほど不安になる事前説明

猫を預けた後、担当の医師からMRI検査の流れ、猫の既往歴や今回検査を受けるに至った経緯などのヒアリングがありました。
もちろん、かかりつけの病院からきちんと説明はされているので再確認という感じです。
その後、同意書の内容について説明があります。
同意書って最悪の事態について記載があるじゃないですか。
麻酔で異常があった場合、造影剤でアナフィラキシーショックがあった場合、など・・・。
もちろん、丁寧に「これはまれなケースでほぼ起こらない」とは言われるものの、だんだん怖くなってきます。
最後に同意書に署名をしないといけないのですが、かなり心配な気持ちでした。

同意書に署名後、検査へ

猫は事前説明中もすでに預けているのでこちらから様子は見られないですが、検査前の簡単な身体検査をしているようでした。
同意書への署名後、麻酔などの処置を行うことになるようです。
検査は約1時間半程度、その後麻酔が覚めるまでの間も異常がないかを確認するため、引き取りはさらにその1時間後ということです。
万一検査途中に何か異常があった場合、連絡があるとのことで、携帯電話はいつでもつながる状態にしておいて、検査の間は検査機関から外出していても大丈夫と言われました。

検査後~引き取り

不安な2時間半を過ごしつつ、外でコーヒーを飲みながら時間をつぶしていました。
正直、何かしていても手につかないです。心配で。
そして、ようやく引き取り時間がきたので、検査機関に戻りました。

受付で声をかけると、すぐに会計と猫の引き取りとなりました。
他の検査機関は違うかもしれないですが、私の場合は、猫に異常がなかったので、その場で簡単に口頭でその旨を説明受けました。
詳細についてはかかりつけの病院へ直接連絡があるようです。

引き取った猫は説明によると麻酔はほぼ覚めていて、問題ない状態だと言われましたが、キャリーケースの中でうずくまっていました。(そりゃそうです、怖い思いたくさんしたと思いますから。)

帰宅後

検査後はすぐに水や食べ物を与えても良いわけではなく、きちんと何時間後から、と指示があります。
私の場合は、水は引き取り後1時間半後~、食事は3時間半後~でした。
ただ、帰宅してからも猫はしばらく水や食べ物を食べられる精神状態ではなかったので、結局制限された時間は特に我慢させることはなかったです。

のどの違和感

検査時や引き取り時にも説明を受けていましたが、麻酔時に気管にチューブを入れるので、のどの違和感を感じるかもしれないと、言われていました。
猫は帰宅後も2時間程度は大きな声で鳴くことはできず、咳を数回しました。
事前に説明されていたのであまり心配しませんでしたが、普段の状態からするとかなり違和感がありました。
その後、状態も落ち着き、元に戻りました。
ただ、もし、長時間経過してものどに異常があるように疑われる場合は、病院に相談したほうが良いと思います。

MRIの検査費用

今回、私は脳の検査のみでしたので、10万円程度でした。
MRI検査の箇所が多くなると費用はもっと掛かるようです。
ただ、ペット保険で適用となるし、検査機関でも書類を作成してくださるので、私の場合は、最終的には3割負担程度で済むのではないかと思います。

人間と違い、費用がかかりますが、必要な検査であれば仕方ないのかなと思います。
動物を飼うのであれば、ある程度の費用負担があることを覚悟してそれなりに蓄えておく必要がありますね。

まとめ

今回は、我が家の猫が突然MRI検査を受けることになったので、実際にどんな感じだったかを記載してみました。
全身麻酔でかなり心配でしたが、検査機関の先生はとても落ち着いていて信頼できる方でしたので、結果的には安心してお願いすることができたと思います。

このような検査は受ける機会はそんなにありませんが、万一必要になった時に心の準備とお金の準備が必要ですので、ご参考になると幸いです。

猫の病気

Posted by なかみー