猫を引き取る初日の過ごし方
猫を引き取るときは人も猫も初めてのことばかりです。
あらかじめ準備をして、当日慌てないようにする必要があります。
猫を引き取る初日までにときにすること
猫を引き取るまでに保護主さんまたはブリーダーさんに確認しておくことをリスト化しました。
- いつも食べているフード
- トイレの種類、砂
- 使ったトイレの砂を一部もらえるか(においがついていると猫が使いやすい)
- 1日の流れ(ごはんの時間、回数、朝や夜の寝る時間など)
ごはんとトイレは慣れているもののほうがいいので、あらかじめ調べて同じものを準備しておきましょう。
また、引き取ってきたら安心できるスペースが必要なので、ケージを組み立ててすぐに入れるようにしてく必要があります。
他にも、初日までも準備が必要なものについては、「猫を飼う時に準備するもの」も参考にしてください。
猫引き取り初日に確認すること
猫を引き取る当日、必ず確認することは以下です。
- 血液検査の結果
- ワクチン接種の有無(接種証明をもらう)
- その他体調や性格で気を付ける必要があること
保護猫の場合、保護主さんと契約書を交わし、その際に上記については説明があります。
また、負担金がある場合はここで支払いをします。
せっかくなので、他にも猫を飼う上で不安なことなどを聞いておいたほうがいいです。
猫を引き取った初日の過ごし方
慣れない環境で猫は少し緊張している場合は多いです。
まずは、ケージに入れて、静かに見守りましょう。
ケージは少し薄暗く人が頻繁に出入りしない静かな場所で、死角にならず見守れる場所を選びましょう。
猫の状態はごはんを食べたか、トイレをしたか、が一番わかりやすいです。
初日は緊張してごはんを食べなかったりトイレをしなかったりしますが、何度もケージをのぞいたりせず距離を置いて静かに見守るようにします。
子猫の場合、逆にさみしくなる場合もあります。
もしケージで人を呼んでいるようであれば、少し遊んであげたり、なでてあげて安心させましょう。
最初から部屋中を探索すると疲れてしまうので、ほどほどに。
保護主さんやブリーダーさんは心配していると思いますので、初日はどんな様子だったかを簡単に連絡しておくといいと思います。
緊張だけでなく、体調を崩していることもあるので、これまでの普段と違うかどうかは保護主さんやブリーダーさんのほうがよくわかるので、アドバイスをもらえると思います。
猫を引き取った初日以降の夜鳴きはとにかく過ぎるのを待つ。
慣れない場所で不安になり、夜暗くなってから鳴き続ける猫もいます。
(私の引き取った猫もそうでした。)
これは猫が環境に慣れて安心できるまでは難しいので、「いつかおさまるから」ととにかくぐっと我慢して反応せず見守りましょう。
近所に聞こえているのではないかとハラハラしますが、猫可の物件に暮らしていれば近隣の人もある程度は理解があると思います。(逆に言うと、猫不可物件で隠れて飼うのは難しいですよ。)
猫を引き取った初日以降の過ごし方
初日1日を過ごしてから、猫の性格により慣れてくる速さは違うので、とにかく、猫のペースに合わせるようにし、もしまだ緊張している様子だったら、無理に触ったり抱いたり、ケージから出したりしないようにしましょう。
急いでも結局うまくいきません。
人との触れ合いがなかなかできなくても、ごはんやトイレがきちんとできていればひとまずは安心です。
とにかく、ゆっくりゆっくりと。。。
ただ、見守るだけではなく、あまりにもご飯を食べない、ぐったりしている、などの異常がある場合は病院へ連れていきましょう。
判断に困るときは、保護主さんやブリーダーさんに相談してもよいと思います。
猫が少し慣れたな、と思ったら、ケージの扉を開けていつでも出入りできるようにしておきましょう。
ただ、部屋に慣れるまではケージは安心できる場所、として残しておきます。
また、部屋の中は、猫が安全に過ごせる対策をすべてしてあることが大前提です。
- 玄関やベランダなどの脱走通路の対策をしているか
- 壁紙や柱の爪とぎ対策をしているか
- 猫に危険な植物を置いていないか
- コードやコンセントなどのカバー
- アクセサリーなどの小さく口に入ってしまいやすいものが散乱していないか
ちなみに、私が引き取った猫はケージから部屋に出るのに2週間かかりました。
子猫や人に慣れている子は初日からケージではなく人と寝ることもあるので、これは本当に猫の性格によります。
まとめ
猫を引き取った初日以降は、初めての環境で慣れない猫の様子に注意を払いましょう。
ただし、気になるからと過度に干渉しないで、とにかく静かに見守ることが大切です。
怖がりの猫も時間がかかっても必ず飼い主を信頼して慣れてくれますので、時間をかけてじっくりと猫との信頼関係を築きましょう。